どんな精神疾患の人がメンタルクリニックを受診しますか?【精神科医が6分で説明】うつ病|適応障害|不安障害って動画が話題らしいぞ
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心療内科 精神科と心療内科は何がどう違うのかイメージが湧きにくいからかもしれません。最近は精神疾患や心身的症状をメンタルの病気と呼ぶなど、カジュアルでやわらかい雰囲気が求められ、心療内科を併記して標榜する精神科も多くなりました。受診される方には大きな違いはあまり無いのですが、どっちに行けばいいのか判断しやすくするために、精神科と心療内科のそれぞれの違いについてご紹介したいと思います。
心療内科 通常の診察に指導を行う、後述のデイケアのプログラムとして実施するなど、医療機関によってどのように行われるかは異なります。
心療内科 保健所や保健センターこころの健康、保健、医療、福祉について幅広く相談することができます。
心療内科 心療内科と精神科はどう違う?出典:amanaimages心療内科と精神科は同じ診断基準を用いるため、対象となる症状には重複する部分も多くあります。
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メンタルクリニックを受診する方の多くは適応障害やうつ病、特に仕事のストレスや会社に行きにくい相談が多いです。その他、不安障害や不眠症、大人の発達障害(ASD/ADHD)などの相談があります。
ご質問「どんな精神症状の人がメンタルクリニックを受診しますか?」に対し、精神科医が約6分の動画でお答えしています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)こころ診療所吉祥寺駅前 https://kokoro-kichijoji.com
府中こころ診療所 https://fuchu-kokoro.com
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# メンタルクリニックを受診する精神疾患について
## メンタルクリニックの主な受診者
メンタルクリニックの受診では、主に適応障害やうつ病(うつ状態)の方が多いという印象を持っています。精神科病院と比べると、比較的軽度・早期の段階での受診が多いというところがあります。これは早期発見・早期治療という観点からいうと望ましい流れとも言えます。
適応障害は、ストレスからのうつ状態であり、うつ病の一歩手前のことも少なからずあります。仕事のストレスからの適応障害の方が主ですが、他の「家のストレス」などの方もいらっしゃいます。環境を調整することのほか、眠れないのが合併している時などの補助的な薬を使うことも少なくありません。
うつ病は、うつ状態が続く「脳の不調」になります。きっかけが特にはっきりしなかったり、「休日」ストレスが減った時でも不調が続くという方、ゆっくり進行するという方が多いです。薬のほか、休養(休職)がしばしば必要になりますが、休むということに関してうつ病の方だと葛藤が出やすいことがあります。
## その他の疾患
不安障害や不眠症などもメンタルクリニックでよく見られる疾患です。
不安障害は、強い不安が生活に影響するような精神疾患になります。急にそういう不安発作みたいに出る方もいますし、ずっと同じぐらい続いているという方もいらっしゃいます。治療法としては「抗うつ薬」を使いつつ不安に慣らす「脱感作」をする、おおむね共通しています。主な不安障害には、社会不安障害、パニック障害、全般性不安障害、強迫性障害などがあります。
不眠症は、さまざまな理由により「眠れない」という疾患になります。多くはうつであったり、ストレスであったりが背景にあることが多いです。治療としては可能な範囲でできれば「依存がない薬」の治療を優先するというところが、特に最近あります。
自律神経失調症は、原因不明の体の不調が続き、内科の方で異常がないということになります。内科の方で異常がなくて勧められて受診をするという方も少なからずいらっしゃいます。この場合、よく調べていくと、背景にうつ病や適応障害などがあることが多いです。
## その他の精神疾患
双極性障害は、気分の波で受診をされる方が多いです。一方、病院での受診と比べると、ADHDであったり、いわゆる月経前症候群(PMS)であったりなどの他の原因が背景のことも少なくありません。ただ、一方で、早期診断から早期治療して改善する方もいらっしゃいます。
統合失調症は、病院での受診の方が多いですが、時にクリニックから受診される方もいらっしゃいます。比較的症状は軽ければ外来で治療することは可能ですが、重くなってくると入院が必要な場合があります。早期治療が有効ではあるんですけれども、例えば幻聴でもストレスなどから一過性に出る方もいらっしゃいます。
ADHDは、大人の方でミスなどからの生きづらさを感じて受診をされるという方が多いです。実際調べていくと、別の発達障害「ASD」であったり、うつ病で集中力が落ちていたりなど、別の原因でミスなどが出ている方も少なからずいらっしゃいます。ADHDの診断があった場合、薬の治療をする場合があります。これは相性はあります。一方で、「日々の工夫」ということに関しては、多くのADHDの方及びいわゆる「グレーゾーン」の方も含めて大事になってきます。
ASD(自閉症スペクトラム)は、最近では成人・大人の方の相談、あと「女性の発達障害」というところでのご相談が増える傾向があります。ADHDと思われそうなミスであったり、あとうつ状態を繰り返すというところ、こういったところの背景にこれがある場合が少なくありません。そして受診される方に関して言えば「二次障害」二次的な不安やうつなどが合併していることが多いということがありまして、二次障害に対しての薬が有効な場合があります。
## まとめ
メンタルクリニックでは、精神科病院と比べると、早期の受診が多く、主な疾患像というのも異なってきます。多くはうつ病・適応障害の方がやはり多いです。そして「自律神経失調症」など体の不調などでも背景にはうつがあることが多いです。そのほか、不安障害や不眠症の相談が多くありまして、中には大人の発達障害、ASD・ADHDのご相談もあります。
こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695)#メンタルクリニック #うつ病 #適応障害 #不安障害 #精神科医
【解説者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。
>>7 カウンセリングの注意点カウンセリングは自分の心と向き合うものなので、精神状態が安定していないときに行うとマイナスの思考にはまりこむなどのリスクがあります。
>>7 企業としては、社員が適切なタイミングで面談ができるよう、産業医との連携を整えておくことがとても大切です。
>>7 ・仕事や家事育児など、やらなければいけないことに意欲がわかない・趣味やレジャーなどが楽しめず、気分転換ができない・ちょっとした言葉が気になったり、特別な理由がなくても落ち込む・神経が過敏になり、ひどく緊張したり不意な出来事に動揺する・自分に自信がもてず、他人に迷惑をかけているように感じる・以前のように集中できず、思考力が働かない・人目が気になり、怖いと感じる 2.食事に現れる症状 食事は生命の維持に欠かせないものなので、注意する必要があります。
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コメント
心療内科 最終的には薬物に頼らずに安定した社会生活を送れるよう徐々に減薬していきます。