精神科を受診する前に知っておくべきこと、準備について #早稲田メンタルクリニック #精神科医 #益田裕介 / What to Know Before Seeing a Psychiatrist

心身
1:心@元気2024.10.26(Sat)

精神科を受診する前に知っておくべきこと、準備について #早稲田メンタルクリニック #精神科医 #益田裕介 / What to Know Before Seeing a Psychiatristって動画が話題らしいぞ

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心身ともに元気に生きる!

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心療内科 治療心療内科での治療ではストレスや精神的な原因で起こる身体の不調を和らげるための治療を行っていきます。

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心療内科 症状に合わせ、抗不安薬、抗うつ薬、睡眠薬などの向精神薬を処方することもあります。

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心療内科 このように従業員のメンタルヘルスを積極的に産業医への面談を利用できるよう、産業医との連携を整えましょう。まとめ心療内科医と精神科医はいずれも「こころが原因の病」を治療しますが、心療内科ではこころが原因の身体の不調に、精神科ではこころの不調そのものに対して治療を行います。

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心療内科  気分のサイン:イライラ、怒りっぽくなる、孤独感、自分はいない方がいい・自分は価値がないという思いが浮かぶ、何をしても気持ちが晴れない、うつ気分 体のサイン:眠りの質が低下(早朝覚醒、入眠障害など)、食欲低下または過食、体重が減少または増加、長引く下痢、頻尿、耳鳴り、頭痛、生理不順、体の痛み、発熱、肩凝りなど 行動のサイン:買い物依存、酒量が増える、物事を決められない、朝起きられない、時間に遅れるなど 表情のサイン:顔の筋肉がこわばる、笑いがない こうした症状は誰でも一時的に出ることはありますが、気分が低下し2週間以上継続した場合はうつ状態の可能性が高いと言えますので受診が必要です。

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01:08 生物
06:40 心理
10:05 社会

本日は「精神科を受診する前の準備」というテーマでお話しします。

この動画は、これから精神科を受診しようと考えている方やご家族、現在通院中で「私の主治医は変なのかな? 私の通っている病院は変なのかな? 私のいる地域はちょっと変わっているのかな?」という疑問がある方に、精神科はこういうところ、精神科を受診する前にそもそも精神科はどんなところなのかをお伝えするために撮ることにしました。

色々な理由があって精神科は今のような形になっています。
それを「生物心理社会モデル」の3つの要素に分けて解説します。

■生物

精神科はそもそもどういうところなのか、ということを生物学的に考えていくと、そもそも心の病気を生物学的に考えることが精神医学です。
「心とは脳だ」というのが精神医学の立場です。

心とは魂だ等の意見があるのも構いません。
ただ精神医学は違います。
精神医学の立場としては基本的には、心とは脳が生み出している現象、ということを前提にします。

医療は科学です。
あくまで科学的な行為を行うのが精神医学です。
「医療は仁術」と言って、思いやりなどの心で行うのもそうと言えばそうですが、あくまで前提は科学です。

精神医学も科学的に行います。
薬を使ったりしますし、場合によっては入院(入院は「科学的」な行いではなく社会制度上の要素ではあっても)も本人の意思を無視してでも、やらなければいけないことはやるということが科学たる所以です。

本人の意思は脳の病気で異常を来しており、自由意思は尊重できない=本人にとって不利になるので、本人の意思に反して薬物治療や入院治療をしましょう、というのが精神医学の立場です。

治療は、診断をして薬を出せば良くなるのかというと、そうではありません。
自分で自分の病気と自分自身のことを理解し、その上で行動していくことも必要です。
生物学的なアプローチを、薬だけではなく行動面でもやっていくことが重要です。

治療の3本柱というものがあります。

・心身のバランスを整える

1つ目は心身のバランスを整えることです。
規則正しい生活をする、睡眠をしっかりとる、忙し過ぎるようなら仕事を減らしたり場合によっては休職して休みをとる、3食たべる、お酒を控える、依存行為になるのでギャンブルはやめる等々の話をします。
場合によっては、軽い運動やマインドフルネスと呼ばれる瞑想も取り入れます。

とにかく心身のバランスを保つようにしますが、これは薬物治療で行うことではなく、自分の努力を医師の指導の元にやっていく立派な医療行為です。

・心地良い人間関係を作る

心地良い人間関係を作ることも大事です。
人間は心身一体の動物なので、良い言葉を受ければ元気になるし、嫌なことを言われたりすると元気がなくなります。
傷ついて身体の調子も悪くなります。そういう生き物です。

人間は群れで生きる生き物なので、親しい人や安心できる場所にいないと回復していきません。
病気の調子が悪いときは家族でさえ負担になるので、入院して休むということもあります。

ある程度回復したら、優しい人たち、家族や友人(家族が一番の敵という方もいますが)、福祉の人に囲まれて回復していき、優しい職場に戻る。元気が回復してくれば、意見や価値観が違う人たちとも交流して自分を高めていく、戦う、競争社会に出ていくことになります。

でも原則は、休息するときには心地良い人間関係を作ることです。

・知識

人間は学習によって心や行動が決まってきたりします。
ですからきちんと知識を身に付ければ不安を感じにくくなります。

問題が漠然としていると、子どもと同じ状態なので、暗いところが怖い、虫が怖い、何でも怖いとなります。
怖がらない子どももいますが、体力がない時、弱っている時はどんな子どももすぐに泣いたりします。

病気の時は身体が弱っているので普段以上に恐れます。
恐れを減らすために知識を身に付けていくことが重要になります。

人間の心の知識、会社や社会とはどういうものなのか、色々な知識がありますが、精神科はそうした知識を学ぶ場所でもあります。

■心理

心理学的に言うと、調子が悪い時は認知が歪みます。
正常な判断ができないということです。

そもそも精神医学は狂気を扱う学問としてスタートしました。
精神科はある意味一般化して、気分が落ち込んでいるから、元気がないから行く場所だという認識に変わりつつありますが、ちょっと昔に戻ると、正常な判断ができなくなる人、妄想に取り憑かれている人が行く場所でした。
基本的には認知は歪んでいます。

調子が悪いときは不安です。
調子が悪いと、普段は普通に受け入れられるものが悪く見えたり、被害的になってしまいます。

「吊り橋効果」というものがあります。
ドキドキする場所で異性といると恋に落ちる、という現象のことです。
これと同じで、調子が悪いときは、どんな人も怖く見えたり、どんな人も冷たく見えたり、敵に見えたりします。

認知が歪んだ状態なので、病院へ行っても何か信用できない、ドクターの何気ない一言がバカにされたように聞こえる、優しく微笑みかけられても薄ら笑いに見える、ということがあります。
家族が「優しそうな先生ね」と言っても、「いやいやあれはバカにしてた」と言ったりすることはよくあります。

それがなぜ起こるのかというと、人間の脳は外部からの情報だけではなく絶えず内部活動をしており、過去の記憶、今の心理状態、身体の状態を反映させて目の前の人などを判断しているからです。
弱っているときは歪んでいたりします。

過去の記憶というと、「投影」や「転移」があります。
過去の人間関係、例えば父親に虐待をされていると、父親の姿を無意識的に重ねて(転移)男性のドクターに警戒心を抱いたり、自分が怒っているのに相手が怒っているように感じてしまいます(投影)。
そういうことも起きます。

人間は自分で全ての精神状況を把握したり判断したりしているのではなく、無意識と呼ばれるものに支配されています。
それを知った上でやらないと、受診しても「何か酷いヤツだな」と見えたりするのはこのためです。

■社会

もっと知ってもらいたいのは社会的な要素です。

病院というのは、あくまで国の医療福祉制度の一部です。
つまり病院一つで完結しているわけではありません。

ある先生が「ウチでは診れないので○○病院へ行ってください」と言うのは、無責任に見えるかもしれません。「大きい病院へ行ってください」と言われたときには、大きい病院は責任感があって小さい病院にはないということではありません。

全体でやっているサービスの1つなので、病院でできないことは福祉制度で補ったり、当院ならばリワークプログラムを就労支援にお願いする、訪問看護の看護師さんに任せるなど色々やりますが、あくまで色々なところと連携して一つの福祉サービスをしているということです。

しかしサービス業でもありません。
資本主義社会においては全てがサービスである、商品であるという形で、医者の仕事もサービス業でしょ、と言う方がいらっしゃいますが、サービス業ではありません。

それはなぜかというと、値段が決められているからです。
医療は国が提供する制度の一つであり、それが資本主義的な要素、自由競争をハイブリッドさせたものです。
純粋な資本主義的な原理で成り立っているものではありません。

もっと○○して欲しい、という意見はたくさんありますし、こうしてくれたらな、ということがあるかもしれませんが、それは病院ではなく国に言ってください。

ここがちょっと理解しにくいというか、こういうものは他にはないので、よくわからないですよね。
サービス業であれば、価格は自由に決めることができますし、医師が患者さんを選ぶこともできます。
でも価格は決められており、医師は基本的には患者さんを断ることはできません。
普通のサービス業ではないということです。

実際の数字で見ると、精神科の患者さんは420万人いるのに対して、精神科医の数は1.5万人くらいです。バランスが悪いです。

僕は週5で外来を1日8時間ほどやっていますが、再診などもあるので、年間に900人くらいの患者さんしか診ることができません。
バランスが悪く、なかなか良い医療ができていないのではないかと思います。

概要欄続きはこちら(字数制限のため)
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1900年と2022年の精神科医療を比較する

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   早稲田メンタルクリニック院長 益田裕介

【自己紹介】
益田裕介
防衛医大卒。陸上自衛隊、防衛医大病院、薫風会山田病院などを経て、2018年都内で開業。専門は仕事のうつ、大人の発達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと変人よりの町医者です。
趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。
2020年6月5日より断酒継続中。

【参考】
厚労省みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
カプラン 臨床精神医学テキスト第3 https://www.medsi.co.jp/products/detail/3509
倫理規定について https://note.com/mentalyoutubers/n/nb130991f3fa4

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・コメントは益田が目を通していますが、手が回らず、質問にはお答えできません。ご理解よろしくお願いします。
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8:心@元気2024.10.26(Sat)

>>7 関連ページ障害者就業・生活支援センターとは?支援内容や利用方法などを解説就労移行支援などうつ病などのこころの病気がある方の中には、就労移行支援などの障害福祉サービスの対象となる方もいます。

9:心@元気2024.10.26(Sat)

>>7 もちろん「この程度に達しないと受診に適さない」などという基準もありません。大切なのは何かしらのつらさのある状態を放置・我慢することなく、専門家の力を借りてみるということです。

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>>7 こころの症状とは、不安、抑うつ、不眠、イライラ、幻覚、幻聴、妄想などがあげられます。

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コメント

  1. 心療内科 診察は心身の状態を把握して治療計画を一緒に話し合うものであるのに対し、カウンセリングは心の中を整理するという作業です。