ASDです。苦手な運動をするべきですか?【精神科医が7.5分で説明】発達性協調運動障害(DCD)|発達障害|自閉症スペクトラム

心身
1:心@元気2024.04.01(Mon)

ASDです。苦手な運動をするべきですか?【精神科医が7.5分で説明】発達性協調運動障害(DCD)|発達障害|自閉症スペクトラムって動画が話題らしいぞ

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心身ともに元気に生きる!

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心療内科 特に復職時は、原則として主治医の復職が可能である旨を記載した診断書が必要です。

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心療内科 心療内科とは?どういうところ?心療内科とは、緊張やストレスなど心理的な要因で体に症状があらわれる「心身症」を主な対象とする科のことです。

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心療内科 緊張してしまい上手に話せなくても大丈夫です。

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心療内科 カウンセリング心療内科では、医師による診察とは別で、カウンセラーによるカウンセリング(心理療法)を受けられる場合もあります。

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発達障害ASDではしばしば発達性協調運動障害(DCD)を合併して運動全般が強く苦手です。その場合対策は感覚を意識しつつの運動練習継続ですが、長期間かかるのに他者からの承認は得にくいなど困難は強いです。しかしそれでも得られることは多くあると思われます。

ご質問「ASDです。苦手な運動をするべきですか?」に対し、精神科医が約7.5分の動画でお答えしています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)

こころ診療所吉祥寺駅前 https://kokoro-kichijoji.com
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↓↓内容の詳細は下記になります。

(1)はじめに
今回は「ASDです。苦手な運動をするべきですか?」についてお答えします。結論としては、「葛藤は強いが意味はありうる」と言えます。

(2)ASDと協調性強調運動障害(DCD)
ASDの特徴と運動の苦手さ
ASDは「社会性の障害」と「こだわり」の2つが特徴の発達障害です。幼少期に見つかることも多いですが、大人になってから見つかることもあります。運動一般が苦手なことが多いとも言われています。

DCDとは
「発達性協調運動障害(DCD)」は、様々な体の部位を動かす「協調運動」が非常に苦手な状態です。日常の不器用さや動きの独特さが目立つことがあり、ASDと合併することが多いです。

DCDの例
DCDの例としては、字を上手く書けない、姿勢が崩れやすい、球技が苦手、発音が苦手で言葉が聞き取りにくいなどがあります。

DCDの影響
DCDの影響としては、生活能力が身につきにくい、不器用さから集団での不適応が起こる、表現の苦手さからの葛藤と影響が生じやすいなどがあります。

小児期のDCD対策
小児期に見つかった場合は、早期発見からの療育的アプローチが有効です。理学療法、作業療法、感覚統合などのアプローチを様々な角度から行います。基本は「動くことを繰り返し練習する」ことに集約されます。

大人になってからのDCD対策
大人になってからは療育は難しいので、運動する習慣をつけることが現実的な対策になります。頭を使いながら状態を観察し、体を動かすことを繰り返し練習していくのがポイントですが、実践には困難もあります。

(3)大人でのDCD対策実践困難の背景
すぐに結果が出ない
大人での実践の困難の背景には、すぐに結果が出ないことがあります。長期間の繰り返しでやっと部分的効果が出ますが、得意な人には及ばないのが現実です。苦手なことを長期間行うストレスに耐える必要があり、内発的な動機付けが必須条件になります。

周りから認められにくい
どんなに努力をしても基本的に苦手なところなので、他者への優位性は困難です。周りから認められるのは難しく、不器用な中で努力しても結果が出ないところを見られ、笑われるリスクすらあります。他者軸のモチベーションでは困難で、自分軸のモチベーションが必須になります。

学習性無力感の影響
DCDがある方は、特に運動への学習性無力感を持つことが多いです。頑張ってもできない、周りから評価されないことが体育などで繰り返されると、「どうせやっても無駄」という無力感が出ます。過去の無力感を上書きしていくことが必要ですが、これは骨の折れる作業で、やり切る動機付けとある種の覚悟が必要になります。

(4)しかし取り組みで得られることも大きい
改善はする
時間はかかり限界はあるものの、自分の中では「できない状態」から「だいぶ改善をする」ところに持ち込めます。生活上の強い困難は消え、生活や活動に余力が出てきます。第1印象での足切りがなくなり、本来持っている強みを制限されることなく生かしやすくなります。

他の分野にも応用が効く
苦手を改善するという取り組みは、他の苦手分野にも応用可能です。得意なことの中の小さな苦手にも対応できるようになります。苦手を克服していこうとしたことで得られた新しい視点が、得意なことをやっていく上でもより強みになってきます。

自己肯定感の向上
学習性無力感を上書きすることで、乗り越えた経験が非常に大事になります。この余力から他者を肯定しやすくなり、対人面も改善しやすくなります。新しい物事に対しても前向きに向き合いやすくなります。

(5)まとめ
ASDではDCDを合併しやすく、生活に様々な影響が出ることがあります。対策の基本は運動練習の継続ですが、効果の出にくさや学習性無力感などから困難が出ることがあります。しかし、これを達成すれば、改善以外にも得意分野の強化や自己肯定感の向上につながり、得られることは大きいと思われます。

こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695)

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【解説者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

8:心@元気2024.04.01(Mon)

>>7 検査をしても原因がわからない、病気が特定できない不定愁訴といえる症状が複数現れて悩まれている場合は「自律神経失調症」の可能性も否定できません。自律神経失調症はストレスや生活リズムの乱れが原因で、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れて心身ともに様々な症状が起こるのです。

9:心@元気2024.04.01(Mon)

>>7 自分の言葉で、話せる範囲で話してください。初診ですべてを話せなくても問題はありません。初診で診断を下さないこともありますし、経過を踏まえて初診での診断を変更することもあります。

10:心@元気2024.04.01(Mon)

>>7 心や体の不調があれば、ご本人が一番不安を感じているはずです。

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コメント

  1. 心療内科 最近では心療内科と精神科が併設されているクリニックなども見られるようになりました。これは両方の科をカバーして治療の間口を広げるだけでなく、来院する人の「精神科」に対する抵抗を軽減するという目的もあります。